F1 2026シーズン配信ガイド|FOD独占・DAZN撤退後の視聴方法
2026年F1はFODが独占ライブ配信、DAZNは撤退。料金プラン3種・地上波11年ぶり復活・F1 TV連携まで、全24戦を視聴するための最新ルートを公式情報で整理した完全ガイド。
目次
「F1、DAZNで見られなくなったって本当?」——2026年シーズンを前に、そんな声が一気に増えた。結論から言えば本当だ。DAZNは2025年シーズンをもって日本国内のF1配信から撤退し、2026年からはフジテレビ/FODが2030年までの5年間、独占オールライツ契約でF1を担う。約10年慣れ親しんだ視聴ルートが丸ごと切り替わる、いわばF1ファンにとっての地殻変動だ。
しかも2026年は、F1自体がパワーユニットとシャシーを同時に大改革する「新時代の幕開け」シーズン。アウディとキャデラックが新規参戦して全11チーム22台体制に拡大し、角田裕毅はレッドブルのテスト&リザーブへと退く。観たい理由は山ほどあるのに、観る方法は一気に複雑になった。本稿では、2026年6月28日時点の公式情報をもとに、FODの料金プラン・地上波復活の中身・他社サービスの可否を一枚の地図に整理する。
結論:2026年からF1は「FOD・フジテレビ系」一本化
まずは結論から押さえたい。2026年のF1日本国内配信ルートは、フジテレビ/FODの3軸に集約される。
- FOD(フジテレビオンデマンド):全24戦・全セッションを独占ライブ&見逃し配信
- フジテレビNEXT(CS/NEXTsmart):全戦ライブ放送・ライブ配信
- フジテレビ地上波:年間最大5戦のダイジェスト放送(11年ぶり復活)
motorsport.comが報じている通り、フジテレビ系はサブライセンス契約を結んでいない。つまり、DAZN・Netflix・Amazon Prime Video・Hulu・U-NEXT・Disney+・Lemino・ABEMA・DMM TV・Apple TV+・WOWOW・J SPORTSといった主要動画サービスでは、2026年シーズンのF1ライブ配信は一切提供されない。「とりあえず加入中のサブスクで見られないか」と探しても徒労に終わる構造になっている。
唯一の例外がNetflixの『Drive to Survive』だ。これはライブ中継ではなくドキュメンタリーなので、引き続き視聴できる。シーズンの舞台裏を追う作品としては相変わらず強力で、ライブ視聴と併用したい人も多いだろう。
FODのF1プラン3種類を読み解く
最大の主役、FODのF1プランを整理する。showcase-tvによれば、2026年2月26日から以下の3プランが提供開始される(いずれも月額・税込)。
| プラン | 月額 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| スタータープラン | 3,880円 | 全24戦・全セッションのライブ&見逃し配信 |
| プロプラン | 4,900円 | スターター内容+F1 TV Pro連携(オンボード・チームラジオ等) |
| チャンピオンプラン | 5,900円 | プロ内容+4K HDR・マルチビュー・最大6台同時視聴 |
ポイントは「どのプランでも全レースが見られる」こと。価格差は中継体験の濃度で決まる構造だ。
スタータープランは、決勝とフリープラクティス、予選、スプリントを普通に追えれば十分という人向け。月3,880円は決して安くないが、全24戦・全セッションのフル視聴権としてはむしろ妥当な水準だろう。
プロプランは、F1公式ストリーミング「F1 TV」と連携できるのが肝だ。各ドライバーのオンボード映像、チームラジオの生音声、データオーバーレイなど、いわゆる「ガチ視聴」用の道具立てが揃う。F2・F3も視聴対象になるので、若手レーサーの育成過程まで追うファンならここから上位を検討したい。
チャンピオンプランは4K HDRとマルチビュー、最大6台同時視聴に対応。家族で別々の端末から見たり、リビングの大画面でメイン映像、手元のタブレットでオンボードを同時表示するような使い方が可能になる。6台同時視聴は実質的にシェア利用にも耐える設計で、ヘビーユーザーや家族世帯にとっては割安に映るはずだ。
実況はサッシャ氏が全24戦を担当する。長年F1中継を支えてきた声がそのままFOD移行後も続く点は、古参ファンには安心材料だろう。
11年ぶりの地上波復活、その中身
意外と知られていないのが、地上波フジテレビでのF1中継が11年ぶりに復活することだ。Yahoo!ニュースによれば、年間最大5戦のダイジェスト放送が予定されている。完全無料で視聴でき、日本GPなど厳選グランプリが対象になる見込みだ。
ただし注意点もある。「ダイジェスト」であってフルライブではないこと、そして全24戦のうち5戦に限定されていることだ。「テレビで全部見られる時代が戻ってきた」と早合点しないほうがいい。地上波はあくまでF1の入口、本格的に追うならFODかフジテレビNEXTが前提になる。
TVerでの見逃し配信については2026年6月28日時点で公式発表がなく、公式で要確認の状態だ。地上波放送分がTVerで配信される可能性は否定できないが、現時点で「ある」とは断定できない。
CSと配信:フジテレビNEXTの選択肢
スカパー!などの有料CS契約者であれば、フジテレビNEXTライブ・プレミアムで全戦ライブ放送を受けられる。ネット配信に抵抗があり、すでにCS環境を持っている層には引き続き有力な選択肢だ。
ネット派にはフジテレビNEXTsmartもある。CSチューナー不要で、月額有料登録すればスマートフォンやPCから全戦ライブ配信を視聴できる。FODと比べてどちらが得かは契約済みサービスとの兼ね合いで変わるため、加入前に視聴頻度と既存契約を整理してから選びたい。
DAZN撤退の経緯と影響
goal.comによれば、DAZNは2025年シーズンをもってF1配信を終了した。約10年にわたりF1中継を支えた配信プラットフォームの撤退は、ファンコミュニティに大きな衝撃を与えた。
DAZN契約者の中には「サッカーのために加入していて、F1はおまけ」という層も多かったはずだ。逆に「F1のためだけにDAZNを契約していた」人もいるだろう。後者にとっては、契約見直しの好機でもある。DAZN自体は他スポーツ配信を継続するので、視聴ポートフォリオを見直すタイミングだ。
スポーツ配信全体の俯瞰にはスポーツライブ配信ガイドも参考になる。VOD全体の比較はVOD比較、サッカー視聴はサッカー配信ガイドに整理した。
2026年シーズンを今すぐ知りたい人へ
7月3-5日のイギリスGP(シルバーストン/決勝日本時間23:00)、7月17-19日のベルギーGP(スパ・フランコルシャン/決勝日本時間22:00)が直近の開催だ。新レギュレーション元年として注目度は高い。
パワーユニットは内燃機関と電気モーターの出力比が5:5に、MGU-Kは約470psまで強化、MGU-Hは廃止。シャシーは幅100mm縮小・ホイールベース200mm短縮・最低重量30kg減の768kgとなり、より軽量・小型・機敏なマシンに刷新された(autocar.jp)。アウディは「Audi Revolut F1 Team」としてフルワークス参戦し、キャデラック(GM)も加わって全11チーム22台体制に拡大する。
日本人ファンの視点では、角田裕毅がレッドブルのテスト&リザーブに退いた一方、レーシングブルズではアービッド・リンドブラッドが2026年唯一のルーキーとして昇格する(topnews.jp)。マックス・フェルスタッペンの5連覇阻止、ハミルトンのフェラーリ2年目、新規参戦勢の戦闘力——筋書きのないドラマには事欠かない。
まとめ:自分の視聴スタイルで選ぶ
最後に視聴ルートを整理する。
- 全戦本気で追いたい:FODチャンピオンプラン(5,900円)またはプロプラン(4,900円)
- 全戦をライブで見られれば十分:FODスタータープラン(3,880円)
- CS環境がある:フジテレビNEXTライブ・プレミアム
- 無料で日本GP級だけ見たい:地上波フジテレビのダイジェスト(年間最大5戦)
DAZNやNetflix、Prime Videoでの視聴を期待していた人には残念な状況だが、配信権の構造上、迂回ルートは存在しない。シーズン開幕までにFODか地上波のどちらに賭けるか、視聴頻度と予算で線引きしておくのが現実解だ。本記事は2026年6月28日時点の公式情報に基づく。プラン内容や対戦カードは更新される可能性があるため、申込前にFOD公式で最新情報を確認してほしい。