ヴェネツィア国際映画祭2026 コンペ全20作品|是枝『ルックバック』&歴代金獅子賞の配信先

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ヴェネツィア国際映画祭2026 コンペ全20作品|是枝『ルックバック』&歴代金獅子賞の配信先

第83回ヴェネツィア国際映画祭(2026年9月2日〜12日)のコンペティション部門全20作品を一覧化。是枝裕和監督の実写『ルックバック』と塚本晋也監督作の日本2本、そして歴代金獅子賞受賞作を今すぐ観られる配信サービスまで徹底ガイド。

結論:日本から是枝×塚本の2本がコンペ入り。歴代金獅子賞はU-NEXTとDisney+の2強で網羅できる

第83回ヴェネツィア国際映画祭は2026年9月2日〜12日開催。7月23日に発表されたコンペティション部門は全20作品で、日本からは是枝裕和監督の実写『ルックバック』と塚本晋也監督『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』の2本が選出されました。日本作品が複数並ぶのは2008年以来18年ぶり。過去の金獅子賞受賞作は、U-NEXTとDisney+の2サービスで主要作をほぼカバーできます。

🎫 第83回ヴェネツィア国際映画祭 基本情報

項目内容
開催期間2026年9月2日〜9月12日
開催地イタリア・ヴェネツィア(リド島)
ラインナップ発表2026年7月23日
コンペ出品本数20作品
審査委員長マギー・ギレンホール
オープニング作品『Ink』(ダニー・ボイル監督)
クロージング作品『Dio Ride』(ジョバンニ・ベロネージ監督)
栄誉金獅子賞ジョージ・クルーニー
日本からの出品是枝裕和/塚本晋也の2作品(18年ぶり)

🎬 コンペティション部門 全20作品ラインナップ

金獅子賞を争う20本は、スタジオ大作よりも作家性の強い作品に大きく振れた顔ぶれ。マクドナー、ヘルツォーク、イ・チャンドン、モレッティら常連の巨匠が並びます。

作品名監督主なキャスト
Ink(オープニング)ダニー・ボイルガイ・ピアース、ジャック・オコンネル
Wild Horse Nineマーティン・マクドナージョン・マルコビッチ、サム・ロックウェル
Bucking Fastardヴェルナー・ヘルツォークルーニー・マーラ、ケイト・マーラ
Bunkerフロリアン・ゼレールペネロペ・クルス、ハビエル・バルデム
Companyケイシー・アフレックニック・ノルティ、ベン・メンデルソーン
Primetimeランス・オッペンハイムロバート・パティンソン
Possible Loveイ・チャンドンチョン・ドヨン
It Will Happen Tonightナンニ・モレッティルイ・ガレル、ジャスミン・トリンカ
The Echo Chamberアンドレア・パラオロアリシア・ヴィキャンデル
ルックバック是枝裕和出口夏希、蒔田彩珠
ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?塚本晋也ロドニー・ヒックス、ジェフリー・ラッシュ
Dauイリヤ・フルジャノフスキー─(上映時間210分)
15/18(A Place to Heal)セドリック・カーン
Il Fuoco Che Ti Porti Dentroエドアルド・デ・アンジェリスヴァネッサ・スカレーラ
Kami Nour(A Bit of Light)アリ・アスガリサダフ・アスガリ
Kvinde Ukendt(Woman Unknown)メイ・エル=トーキー
L’Estraneaパオロ・ストリッポリジャスミン・トリンカ
Ritorno a Buenos Airesマルコ・ベキスアドリアーノ・ジャンニーニ
Un Bon Petit Soldatステファヌ・ブリゼアルバ・ロルヴァケル
Un Peu Avant Minuitニコラ・パリゼールメルヴィル・プポー

コンペ外の話題作としては、Oasisの再結成ツアーを追ったドキュメンタリー『Oasis: Don’t Look Back in Anger』のワールドプレミアが決定。日本でも2026年9月11日から2週間限定で劇場公開されます。

🇯🇵 日本からの2作品を詳しく

是枝裕和『ルックバック』(実写版・9月11日公開)

藤本タツキの読み切り漫画を初めて実写映画化した作品。是枝監督が監督・脚本・編集を兼任し、漫画を描く2人の少女・藤野と京本の13年間を追います。ダブル主演は出口夏希(藤野役)と蒔田彩珠(京本役)で、撮影は秋田県にかほ市で四季を通じて行われました。

是枝監督にとってヴェネツィア参加は7年ぶり、コンペ選出は4度目です。1995年のデビュー作『幻の光』で金のオゼッラ賞を受賞し、2017年『三度目の殺人』、2019年『真実』がコンペに選ばれています。北米配給はGKIDSが担当し、台湾・香港・韓国での公開も決定済みです。

予習用:『万引き家族』はU-NEXT/Netflix/DMM TVで、『三度目の殺人』はU-NEXTで見放題配信中。

なお、2024年公開のアニメ映画版『ルックバック』(押山清高監督)は別作品で、Amazon Prime Video(PR)が独占見放題配信中。実写版を観る前の予習にちょうどいい58分の中編です。

塚本晋也『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』(9月11日公開)

ベトナム戦争に従軍したアレン・ネルソン氏の実体験を描くノンフィクション作品。日本全国で1,200回以上の講演を行った人物で、撮影はニューヨーク、ベトナム、タイ、沖縄で敢行されました。テーマは塚本監督が一貫して追ってきた「戦争加害者の傷」です。

壮年期のネルソン役はロドニー・ヒックス(ブロードウェイ版『RENT』オリジナルキャスト)、精神科医ニール・ダニエルズ役にアカデミー主演男優賞受賞者のジェフリー・ラッシュ。さらに『野火』以来となるリリー・フランキーの塚本組参加も発表されています。

塚本監督のヴェネツィア出品は通算8回目、コンペ部門は『鉄男 THE BULLET MAN』(2009)『野火』(2014)『斬、』(2018)に続く4度目です。監督は「世界がきな臭くなってきた今、ひとりでも多くの人にアレンさんの体験と生き様を見ていただきたい」とコメントしています。

予習用:『野火』はU-NEXTで見放題、『ほかげ』はTELASAで配信中(2023年ヴェネツィアのオリゾンティ部門でNETPAC賞受賞作)。

📺 歴代 金獅子賞受賞作の配信先一覧

映画祭前に過去の受賞作で予習したい人向けに、直近の受賞作と日本映画の受賞作をまとめました(配信状況は2026年7月27日時点の確認結果)。

受賞作監督配信状況(2026年7月27日時点)
2025Father Mother Sister Brotherジム・ジャームッシュ邦題『ファーザー マザー シスター ブラザー』で2026年11月20日日本公開予定/配信は未定
2024ザ・ルーム・ネクスト・ドアペドロ・アルモドバルU-NEXT見放題/Prime Videoレンタル
2023哀れなるものたちヨルゴス・ランティモスDisney+見放題/Prime Video購入
2022美と殺戮のすべてローラ・ポイトラスU-NEXT見放題
2021あのことオードレイ・ディヴァンU-NEXT見放題/Apple TV購入
2020ノマドランドクロエ・ジャオDisney+見放題/Prime Videoレンタル
2019ジョーカートッド・フィリップスU-NEXT見放題/Prime Videoレンタル
2018ROMA/ローマアルフォンソ・キュアロンNetflix(オリジナル作品)
2017シェイプ・オブ・ウォーターギレルモ・デル・トロDisney+見放題/Prime Videoレンタル
1997HANA-BI北野武主要サブスクでの見放題配信は確認できず(要確認)
1958無法松の一生稲垣浩配信状況は要確認
1951羅生門黒澤明U-NEXT見放題/Prime Videoレンタル

U-NEXT:歴代受賞作のカバー率No.1

『ジョーカー』『あのこと』『美と殺戮のすべて』『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』『羅生門』の5作品を見放題で押さえられます。出品2監督の『野火』『万引き家族』『三度目の殺人』も見放題対象で、映画祭前の予習用としては最も効率が良い1本です。

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Disney+:デル・トロ/ランティモス/ジャオの3作

サーチライト系の受賞作が集約されているのがDisney+。『哀れなるものたち』『ノマドランド』『シェイプ・オブ・ウォーター』の3作は、日本ではDisney+のみが見放題配信しています。

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Amazon Prime Video:アニメ版『ルックバック』独占

2024年のアニメ映画版『ルックバック』は、Prime Videoが世界独占で見放題配信中。歴代受賞作もレンタル・購入で幅広く揃っています。

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💭 ちょい知識

日本作品2本が並ぶのは18年ぶり

前回、日本人監督の作品が複数コンペに並んだのは2008年(第65回)。北野武『アキレスと亀』、宮崎駿『崖の上のポニョ』、押井守『スカイ・クロラ』が同時出品された年でした。

日本作品の金獅子賞は3本のみ

最高賞の金獅子賞を獲った日本映画は、黒澤明『羅生門』(1951)、稲垣浩『無法松の一生』(1958)、北野武『HANA-BI』(1997)の3本だけ。『羅生門』の受賞は、日本映画が世界に見出されるきっかけとなった歴史的な出来事でした。

是枝と塚本、公開日がまさかの同日

日本の2作品はどちらも2026年9月11日に日本公開。映画祭の会期中(9月2日〜12日)に国内でも観られるという珍しい並びになりました。

よくある質問

Q. ヴェネツィア国際映画祭2026はいつ開催される? A. 2026年9月2日〜12日の11日間です。コンペ全20作品が7月23日に発表され、審査委員長はマギー・ギレンホールが務めます。

Q. 日本からコンペティション部門に選ばれたのは何作品? A. 是枝裕和監督『ルックバック』と塚本晋也監督『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』の2作品。複数並ぶのは2008年以来18年ぶりです。

Q. 是枝裕和監督の『ルックバック』はアニメ?それとも実写? A. 実写映画です。出口夏希と蒔田彩珠がダブル主演。2024年の押山清高監督によるアニメ映画版とは別作品で、そちらはPrime Videoで独占見放題配信中です。

Q. 歴代の金獅子賞受賞作で今すぐ配信で観られる作品は? A. U-NEXTは『ジョーカー』『あのこと』『美と殺戮のすべて』『羅生門』『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』、Disney+は『哀れなるものたち』『ノマドランド』『シェイプ・オブ・ウォーター』が見放題です。

Q. 2025年の金獅子賞受賞作は配信されている? A. ジム・ジャームッシュ監督『Father Mother Sister Brother』は邦題『ファーザー マザー シスター ブラザー』として2026年11月20日に日本公開予定。配信時期は未定です。

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まとめ

  • 第83回ヴェネツィア国際映画祭は2026年9月2日〜12日開催、コンペは全20作品
  • 審査委員長はマギー・ギレンホール、栄誉金獅子賞はジョージ・クルーニーに授与
  • 日本からは是枝裕和『ルックバック』と塚本晋也『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』の2本が選出。複数並ぶのは2008年以来18年ぶり
  • 是枝版『ルックバック』は藤本タツキ漫画の初の実写化で、出口夏希×蒔田彩珠がW主演
  • 日本2作品はどちらも2026年9月11日公開と、会期中に国内でも鑑賞可能
  • 歴代金獅子賞受賞作はU-NEXT(5作品)とDisney+(3作品)で効率よく網羅できる

参考リンク


本記事は2026年7月27日時点の情報でまとめています。配信状況は変更される場合がありますので、視聴前に各サービスの公式サイトでご確認ください。ヴェネツィア国際映画祭の受賞結果は9月12日の授賞式で発表され次第、本記事を更新します。

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VODLensのライター。根っからのテレビっ子。サブスク4つ掛け持ち中。